測量の歴史。測量は、どの様に発展した?

測量の歴史は、人類が定住し農耕を営むようになったときに始まるといってよいでしょう。

農業用水や排水を適切に流したり、耕地の境界を決めたりするには、土地を測るなんらかの技術が必要だからでした。学問的興味が高まったギリシア時代には地球球体説が唱えられ、紀元前200年にはエラトステネスにより、エジプトのシエナとアレクサンドリアの間の位置関係を、今日でいう多角測量に近い方法により求め、これより地球の一象限の弧長を1万1560キロメートルであると計算しました。中世ヨーロッパでは科学的なものの見方は消え去り、怪しげな地図が描かれるようになった。しかし、イスラム世界では11世紀に磁石により方位を測定する羅針盤が発明され、これを利用して航海するための海図がつくられ、これがのちに15世紀に入ってのスペイン等による大航海時代を生む出すことになります。

測量につきものの大量の計算は、当時の人々にとってはもっとも労多く困難な作業の一つでした。17世紀にはスコットランドのJ・ネーピアが対数を発明し、さらにブリッグズが対数表を作成しました。これにより乗除算を加減算に置き換えることができるようになりました。19世紀初頭には、ドイツのガウスにより誤差理論が確立され、測定に含まれる誤差を合理的に処理し、測定の信頼性を高めることを可能にしました。

18世紀には、ルイ15世が測量家カッシーニにフランス全土の測量への着手を命じ、約100年後の1818年にカッシーニ図とよばれる縮尺8万6400分の1の地形図が完成しました。

18世紀には日本にもオランダを通じてヨーロッパ流の測量法が導入され、これと日本古来の方法が結び付いて多くの測量がなされました。

19世紀以降、欧米や日本をはじめとして近代的地図の作成が進展し、これを支える三角点や水準点などの基準点網が整編されました。また鉄道、道路、ダムなど大土木工事のための精密な土木測量も発展しました。

今日では地図づくりの大半が空中写真測量によります。電子計算機の普及は、測量計算の労を劇的に減らし、また厳密な計算を可能ならしめたことにより、その影響は計り知れないほど大きいのです。

20世紀末から電波星の電波を使った超長基線電波干渉計(VLBI)、人工衛星を使ったSLR(Satellite Laser Ranging人工衛星レーザ測距)、全地球測位システム(GPS)などの宇宙測地技術による国際共同観測が活発に行われ、地球規模の高精度な国際地球基準座標系が構築されるようになりました。測量機を安価で購入したいのでしたら、測量機買取・販売店で購入しましょう。